夏WAN大雪沢 クワウンナイ川~トムラウシ山~ワセダ沢
2023.8.10-13
天人峡~クワウンナイ川~1360左股~天沼南コル~北沼~南沼~トムラウシ山~ワセダ沢~地獄谷~トムラウシ川~林道(雨量計)
雨で入山が遅れるも、待ちに待った夏WAN大雪沢がようやくスタート。
OBの力をお借りし、3泊4日で沢から沢へ繋ぐ計画です。
まずはナメが有名なクワウンナイ川へ。
ワンゲルでは5年ぶりとなります。
いざ河原に立つと今まで見たことのない規模の大きな沢で驚きました。
流入する沢も落差のある滝となっており、すごい迫力です。
懸念していた水量は平水で、荷物は重く辛かったですが難なく遡行できました。
長い河原歩きを終え、魚止めの滝まで。ここでテン場りました。
楽しみにしていた釣りはわずか2匹のみ。魚影はたくさんありましたが、やむなしです。
2日目は滝をサクッとまいて、いざ滝ノ瀬13丁へ。
ナメを見てみな感動していました。
音止めの滝の上にある、記録で書かれていた100mWSでWS。
朝イチでとても冷たかったですがみんなでワイワイ楽しみました。
イチョウ沢出合いで乗越。
長いナメもペタペタ歩いていると、あっという間に終わってしまいました。
またいつかもう一回来てみたい。
1360二股は左股へ。
源頭は岩と草原で、まさに大雪らしい?穏やかな良い雰囲気です。
正面に見える岩を越えていくのに苦労したり、夏道合流点(天沼南コル)の手前で間違った方に進みそうになったりしましたが、なんとか夏道へ。
夏道に合流してからはこまめに休憩をしつつ南沼キャンプ指定地へ。
この日は8月11日で「山の日」でした。山の日に山に居られるのは幸せです。
3日目は朝WANトムラatをしました。
Mの中には約1ヶ月ぶりのトムラPの人もいて羨ましい限りです。
晴れて眼下には雲海が広がり、表大雪裏大雪十勝全部を見ることが出来ました。
原始ヶ原から旭岳まで歩く予定の夏道Partyも頑張って欲しいです。
ワセダ沢は源頭にあまり雪渓が残っておらず快適に下ることができました。
その後の連瀑帯はまいたり懸垂下降したりでサッサと降りてヒサゴ沢出合いへ。
ワセダ沢は琴似発寒川を思い出させるような小さな沢でした。
そして温泉の匂いを感じると地獄谷に着きました。
山の中とは思えないほどの良いテン場で、足湯をつくったり釣りをしたりして遊び、夜は地熱のおかげで温かく過ごせました。
早めのテン場いりも良いですね。
4日目は下山のみでしたが、トムラウシ川は水流が強く最後まで気が抜けません。
出渓点ではクマが現れ一同皆恐怖。
その後はみなトップをやりたがらないなか、笛を鳴らしつつ頑張ってヤブこぎして987の雨量計まで行き下山しました。
今回も無事に山行を終えることができ、良い経験となりました。
この先も夏WANは控えていますが、部として安全第一で山行を進めていきます。
今後もよろしくお願いいたします。